福岡の中小企業が知らないと損するWeb法規制【2026年版】

目次

「うちは小さいから関係ない」は危険な誤解

「個人情報保護法って、大企業の話でしょ?」
「うちみたいな小さい会社には関係ないでしょ?」

そう思っていませんか?

実は、2017年の法改正で、すべての事業者が個人情報保護法の対象になりました。
個人事業主も、従業員が数名の会社も、例外ではありません。

そんな方へ、福岡でホームページ制作をしている Ndesign が、
60件以上の制作経験と、セキュリティ対応の実績をもとに
「今すぐ確認すべきWeb法規制」をわかりやすく解説します。

この記事を読み終わる頃には、
「自分のホームページで何をすべきか」がわかるようになりますよ。

2017年の法改正で全事業者が対象に

以前の個人情報保護法では、「5,000件以上の個人情報を持つ事業者」だけが対象でした。

しかし、2017年5月30日の改正で、この「5,000件」という条件が撤廃されました。

つまり、今はお問い合わせフォームが1つあるだけで、個人情報取扱事業者になります。

  • お問い合わせフォームで名前・メールアドレスを取得している
  • 予約システムで顧客情報を管理している
  • ネットショップで購入者情報を保存している

これらに1つでも当てはまるなら、あなたも対象です。

違反時の罰則と信頼失墜リスク

「でも、バレなければ大丈夫じゃない?」

そう思う気持ちはわかります。
ただ、法令違反のリスクは「罰則」だけではありません。

リスクの種類 具体的な影響
罰則(罰金) 個人情報保護法違反:最大1億円の罰金(法人の場合)
行政指導 個人情報保護委員会からの勧告・命令
信頼失墜 「あの会社、法令違反してた」という評判の悪化
取引停止 取引先から「コンプライアンス上、取引できない」と言われる

罰金よりも怖いのは、「信頼を失うこと」です。

特に福岡のような地域密着のビジネスでは、評判は命。
「知らなかった」では済まされません。

今すぐ確認すべき3つのWeb法規制

ホームページに関連する法律はたくさんありますが、
今回は福岡の中小企業が特に注意すべき3つに絞って解説します。

  • 個人情報保護法:問い合わせフォームがあれば対象
  • 改正電気通信事業法:Cookie(クッキー)同意の落とし穴
  • 特定商取引法:ネット販売・予約なら必須

この3つさえ押さえておけば、
ひとまず「知らないうちに法律違反」という事態は防げます。

【法規制1】個人情報保護法:問い合わせフォームがあれば対象

最も多くの中小企業に関係するのが、この個人情報保護法です。

プライバシーポリシーの設置は必須

個人情報を取得する場合、利用目的を公表する義務があります。

一般的には「プライバシーポリシー」(個人情報保護方針)というページを作成し、
ホームページ上で公開します。

プライバシーポリシーに書くべき内容

  • 個人情報の利用目的(例:お問い合わせへの回答のため)
  • 第三者への提供の有無
  • 個人情報の取り扱いに関する問い合わせ先
  • Cookie(クッキー)の使用について

「テンプレートをコピーしただけ」のプライバシーポリシーは要注意。
自社の実態に合っていないと、いざというとき問題になります。

利用目的の明示と同意取得

お問い合わせフォームには、
「個人情報の取り扱いに同意する」チェックボックスを設置しましょう。

これがないと、「同意を得ずに個人情報を取得した」とみなされる可能性があります。

お問い合わせフォームの理想的な構成

  1. 入力項目(名前、メールアドレス、お問い合わせ内容など)
  2. プライバシーポリシーへのリンク
  3. 「プライバシーポリシーに同意する」チェックボックス
  4. 送信ボタン

漏えい時の報告義務(2022年改正)

2022年4月の改正で、新たに「漏えい時の報告義務」が追加されました。

個人情報が漏えいした場合(または漏えいのおそれがある場合)、
以下の対応が必要です。

  • 個人情報保護委員会への報告
  • 本人への通知

「うちは大丈夫」と思っていても、
WordPressの脆弱性を突かれて情報が流出するケースは珍しくありません。

日頃からセキュリティ対策をしておくことが、
いざというときの「報告しなくて済む」状態を作ります。

【法規制2】改正電気通信事業法:Cookie同意の落とし穴

2023年6月16日に施行された「改正電気通信事業法」。
これにより、Cookie(クッキー)の取り扱いルールが変わりました。

GA4を使っているなら要確認

Googleアナリティクス(GA4)を使ってアクセス解析をしている場合、
ユーザーの行動データを外部(Google)に送信しています。

この場合、ユーザーへの情報提供が義務付けられています。

具体的には、以下のいずれかの対応が必要です。

  • プライバシーポリシーにCookieの使用目的を記載する
  • Cookie同意バナーを設置して、ユーザーの同意を得る
  • オプトアウト(拒否)の手段を提供する

同意取得が必要なケース・不要なケース

「全部のサイトでCookie同意バナーが必要なの?」

実は、すべてのサイトで必須というわけではありません

ケース 同意バナーの必要性
GA4でアクセス解析のみ 情報提供で可(プライバシーポリシーに記載)
広告配信(リターゲティング広告など) 同意取得を推奨
EU向けサービス(GDPR対象) 同意取得が必須
個人データと紐づけて利用 同意取得が必須

福岡の中小企業で、国内向けのサービスであれば、
プライバシーポリシーへの記載で対応できるケースが多いです。

ただし、「念のためCookie同意バナーを設置しておく」という選択も有効です。
ユーザーに安心感を与える効果もあります。

Cookie同意バナーの設置方法

WordPressの場合、プラグインを使って簡単に設置できます。

よく使われるプラグイン

  • Complianz(コンプライアンズ)
  • CookieYes
  • GDPR Cookie Consent

設定項目が多く、初心者には少しハードルが高いかもしれません。
「設定が難しい」と感じたら、専門家に相談するのも手です。

【法規制3】特定商取引法:ネット販売・予約なら必須

ネットショップを運営していたり、
ホームページから予約を受け付けている場合は、
「特定商取引法に基づく表記」が必要です。

表示義務のある項目一覧

以下の項目を、ホームページ上でわかりやすく表示する必要があります。

表示項目 記載例
販売業者名(事業者名) Ndesign
代表者名または責任者名 山田 太郎
所在地 福岡県福岡市〇〇区…
電話番号 092-xxx-xxxx
メールアドレス info@example.com
販売価格 商品ページに記載
支払方法・支払時期 クレジットカード、銀行振込など
商品の引き渡し時期 ご注文から7日以内に発送
返品・キャンセルについて 商品到着後7日以内に連絡で対応

多くのネットショップでは「特定商取引法に基づく表記」という
専用ページを作成して対応しています。

よくある違反パターン

こんなケースは要注意

  • 表記ページがない:そもそも作っていない
  • 情報が古い:引っ越し後に住所を更新していない
  • 連絡先が不明瞭:「お問い合わせフォームから」だけで電話番号がない
  • 返品条件が不明確:「返品不可」とだけ書いている

特に「返品・キャンセルについて」は、
曖昧な記載だとトラブルの元になります。
できるだけ具体的に書きましょう。

【チェックリスト】あなたのホームページは大丈夫?

ここまでの内容を踏まえて、
今すぐ確認できるチェックリストを用意しました。

個人情報保護法対応チェック

  • プライバシーポリシーのページがある
  • プライバシーポリシーに利用目的が明記されている
  • お問い合わせフォームに「同意する」チェックボックスがある
  • プライバシーポリシーの内容が自社の実態に合っている

Cookie対応チェック

  • GA4などの解析ツールを使っている場合、プライバシーポリシーに記載がある
  • 広告配信をしている場合、Cookie同意バナーを検討している
  • EU向けサービスの場合、Cookie同意バナーを設置している

特定商取引法対応チェック(ネット販売・予約がある場合)

  • 「特定商取引法に基づく表記」ページがある
  • 必須項目がすべて記載されている
  • 住所・電話番号などの情報が最新である
  • 返品・キャンセル条件が具体的に書かれている

チェックが付かない項目があったら、
早めに対応しておくことをおすすめします。

「対応が難しい」と感じたら

ここまで読んで、
「やることはわかったけど、自分でやるのは大変そう…」
と感じた方も多いのではないでしょうか。

正直に言うと、法令対応は専門知識が必要な分野です。

プライバシーポリシーのテンプレートをそのまま使うと、
自社の実態と合わない内容になってしまうことも。
Cookie同意バナーも、設定を間違えると意味がありません。

Ndesign では、ホームページ制作だけでなく、
法令対応・セキュリティ対策までサポートしています。

  • プライバシーポリシーの作成・見直し
  • Cookie同意バナーの設置
  • 特定商取引法に基づく表記ページの作成
  • セキュリティ診断・対策

「うちのサイト、大丈夫かな?」
そう思ったら、まずはお気軽にご相談ください。

現状を確認して、必要な対応をご提案します。
「知らなかった」で損をする前に、一緒に対策しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

なるのアバター なる N design|福岡

福岡でホームページ制作をしている《N design》です。
これまでの制作実績60サイト以上、
WordPressを中心とした
・ホームページ制作(新規/リニューアル)
・更新サポート
・SEO対策/アクセス解析
・セキュリティー対策
などのサポートを行っています。

「社内にWeb担当者がいない」「更新したいのに時間がない」という企業様のお悩みに寄り添い、“頼れる外部のWeb担当者”として伴走することを大切にしています。

お気軽にご相談ください♪

目次