私には、イギリスにお客様がいます。
サッカー留学を支援している会社さんで、最初は「サイトが見られなくなった」という一本のご相談から始まりました。
今では「御社のウェブ担当」として、月1回の保守から新しいサイトの制作まで任せていただいています。
福岡でホームページ制作をしている Ndesign が、海外のお客様とどう向き合い、何を大切にしてきたのか。
今回は、その舞台裏をお話しします。
「作って終わり」ではなく、長くお付き合いできるWeb担当を探している方の、ヒントになればうれしいです。
きっかけは、友人がイギリスで働いていた会社でした
このお客様との出会いは、少し変わっています。
私の友人がワーキングホリデーでイギリスに行っていたとき、その働き先がこの会社でした。
サッカー留学を支援している会社で、そのご縁から「サイトのことで困っている」とお声がけいただいたんです。
顔も合わせたことのない、海を越えたお客様。
正直、最初は不安もありました。それでも一つひとつ向き合ってきた結果、今も続くお付き合いになっています。
最初のご相談は「サイトが見られなくなった」
最初にいただいたご相談は、大きく2つでした。
- セキュリティ対策をしていなかったためにトラブルが起き、サイトが見られない状態になってしまった
- サイト自体も古くなっていたので、新しく作り直したい
1つ目は、いわば緊急事態です。
ホームページが見られないということは、お客様にとって「お店のドアが開かない」のと同じ。海外で事業をしているなら、なおさら不安だったと思います。
このとき強く感じたのは、セキュリティは「何かあってから」では遅いということ。
普段は目に見えない部分だからこそ、後回しにされがちなんですよね。

「うちは小さいから大丈夫」は危険です。ホームページのセキュリティ必須チェック項目を、非技術者の女性経営者向けにわかりやすく解説。
リニューアルで特に大切にした4つのこと
緊急対応を終えてから、本格的なリニューアルに入りました。
もともとのサイトは、サービスサイトというより「イギリスのブログ」のような形式で、サービス内容がうまく伝わらない状態でした。
そこで、ただ見た目をきれいにするのではなく、次の4つを軸に作り直しました。
① お客様が自分で更新できること
制作会社に毎回お願いしないと更新できないサイトは、運用が止まってしまいます。
だから、お客様側で簡単にコンテンツを更新できる構成にしました。
特に海外のお客様の場合、時差もあって「ちょっと直して」が気軽に頼みにくい。
自分で動かせる状態にしておくことが、結果的に相手の自由を増やすと考えました。
② セキュリティが「伝わる」こと
こだわったのは、セキュリティをどう強化しているかが、見る人にも伝わるようにしたことです。
一度トラブルを経験したサイトだからこそ、「ここはちゃんと守られている」という安心感を、利用者にも持ってもらえたらと考えました。
③ 青を基調にしたデザイン
サッカーチームらしさを出しつつ、日本で爽やかなイメージを持たれる「青」を基調にしました。
留学を考える日本の方が見たときに、信頼感と清潔感を感じてもらえる色。
「誰に届けるサイトなのか」から逆算して、色を決めています。
④ 情報設計をゼロから組み直す
これが一番時間をかけた部分です。
ブログ記事はたくさんあったのですが、サービス内容を伝えるページが少ない状態でした。
そこで「留学を希望する人は、何を知りたいか」をゼロから洗い出し、足りない情報は「こういうページが必要です」とこちらから提案して、内容をいただきながら形にしていきました。
言われたものを作るだけ、にしない
お客様は、Webのプロではありません。
「何が足りないか」に気づいて提案するのも、私の仕事だと思っています。
海外のお客様だからこそ、気をつけたこと
制作そのもの以上に気を配ったのが、やり取りの仕方でした。
- 打ち合わせの時間は、必ず「そちらの時間の何時」という形でお伝えし、時差のズレが起きないようにした
- すぐに返信できない環境だったので、必要なことはまとめてお送りし、やり取りの回数そのものを減らした
海外と日本、時差のある相手とのやり取りは、油断するとお互いに何日もロスが生まれます。
だから「1回のやり取りで、できるだけ完結させる」。これを徹底しました。
こうした小さな配慮を積み重ねるうちに、やり取りも少しずつスムーズになっていきました。
完成後、そして今
サイトが完成したとき、私はこうお伝えしました。
「御社のウェブ担当として、困ったことがあればいつでもご連絡ください」
この一言が、その後の関係を決めたのかもしれません。
現在は、月1回のセキュリティ対策を含めた保守を任せていただいています。
そして、その流れで同社の他のサービスサイトの制作も担当させていただくことになりました。
最初は「サイトが見られない」という緊急のご相談だったお客様が、今では事業のWebを任せてくださっている。
こういう長く伴走する関わり方を、私は大切にしたいと思っています。
「作って終わりにしない」を、数字で
ホームページは、公開した時がゴールではありません。むしろそこからが本当のスタートです。
このサイトも、公開当初は検索エンジンからの評価がまだ低く、検索結果に出てくる平均順位は約28位。せっかくの記事も、読者に届きづらい状態でした。
そこで私が継続して取り組んだのが、次のことです。
- 読まれている記事のリライト(書き直し)と整理:1本の記事を、読者の検索意図ごとに分けて再構成
- 新しい記事の継続的な追加:お客様が本当に知りたいテーマを、データを見ながら追加
- URL(スラッグ)の最適化:検索エンジンが内容を理解しやすい形に整理
- 記事同士を内部リンクでつなぐ:サイト全体の回遊性と評価を底上げ
その結果が、こちらです。
| 指標 | 改善前 | 直近 | 変化 |
|---|---|---|---|
| 月間の検索流入(クリック) | 約280 | 約1,160(ピーク時 約2,000) | 約4倍(ピーク時 約7倍) |
| 検索結果での表示回数 | 約1万回/月 | 約8〜9万回/月 | 約8倍 |
| 平均掲載順位 | 約28位 | 約10位 | 大幅改善 |
特に、お客様が「申し込む前に一番不安に感じること」を扱った記事は、関連キーワードで検索1〜2位を継続的に獲得。「調べたらこのサイトに行き着く」という状態をつくることができました。
そして何より大切なのは、この流入が実際のお問い合わせにつながっていることです。リニューアル前は月1〜2件ほどだったお問い合わせが、今では月4〜5件ほど、コンスタントに届くようになりました。
一度作って終わりではなく、公開後もデータを見ながら一緒に育てていく。それが、私がWebパートナーとしてNdesignで大切にしていることです。
「ウェブ担当が欲しい」あなたへ
ホームページは、作って終わりではありません。
むしろ、公開してからが本当のスタートです。
Ndesign では、制作だけでなく、その後の保守・更新・改善まで「あなたのウェブ担当」としてお手伝いしています。
距離のある海外のお客様とも続けてこられたのは、一緒に考えることを大切にしてきたからかもしれません。
「困ったときに、気軽に聞ける人がいない」
「作ってくれた会社と、なんとなく疎遠になってしまった」
そんな方は、一度お話ししてみませんか?
あなたの事業の頼れるWebパートナーとして、お手伝いできることがあるかもしれません。
よくある質問(FAQ)
- 海外のクライアントのサイトでも制作・対応できますか?
-
はい、対応できます。実際にイギリスのお客様のサイトを、リニューアルから継続保守まで担当しています。時差については「そちらの時間の何時」という形で打ち合わせ時間をすり合わせ、やり取りの回数を減らす工夫で、スムーズに進めています。
- セキュリティのトラブルが起きたときも相談できますか?
-
もちろんです。今回の事例も「サイトが見られなくなった」という緊急のご相談から始まりました。まず復旧対応を行い、その後に再発を防ぐためのセキュリティ強化とリニューアルを進めました。トラブル後の対応も、お気軽にご相談ください。
- 作って終わりではなく、その後も見てもらえますか?
-
はい。Ndesignは「作って終わり」ではなく、公開後の保守・更新・改善まで「ウェブ担当」として伴走することを大切にしています。月1回の保守からスポットのご相談まで、状況に合わせて柔軟に対応しています。
- 自分でも更新できるホームページにできますか?
-
できます。お客様自身でコンテンツを更新できる構成を標準で考えています。毎回制作会社に依頼しないと更新できないと、運用が止まってしまうためです。更新方法のご説明もあわせて行いますので、Webに詳しくない方でもご安心ください。
ホームページは、作って終わりではなく育てていくもの。距離や言語の壁があっても、それは変わらないと考えています。
一緒に進める人、いますか?
Ndesign では、新規制作のご依頼はもちろん、「作ったあとも見てくれる人がほしい」というご相談も歓迎です。

