「そろそろホームページを作り直したほうがいいのかな。でも、今すぐ必要かと言われると…」
こんなふうに迷っていませんか?
調べてみると「リニューアルは3〜5年ごと」「古いサイトの放置は機会損失」という情報ばかり。結局、自分の会社は今やるべきなのかがわからない…。
そんな方へ、福岡でホームページ制作をしている Ndesign が、60件以上の制作経験をもとに「作り直すべきかどうか」を判断する基準と、実際の進め方・制作会社とのやり取りの流れをお伝えします。
読み終わる頃には、今リニューアルすべきかどうかを自分で判断できて、やると決めたら何から始めればいいかもわかるようになりますよ。
リニューアルのタイミングは「何年経ったか」では決まらない
一般的には「公開から3〜5年がリニューアルの目安」と言われます。デザインの流行やスマホ対応などの技術は数年単位で変わるので、たしかにひとつの参考にはなります。
ただ、私は年数そのものを理由にしたリニューアルはおすすめしていません。
公開から5年経っていても、情報が正しくて、自分たちで更新できて、目的を果たしているなら、慌てて作り直す必要はありません。逆に、まだ2年でも「事業が変わったのにサイトが追いついていない」なら、それはもうリニューアルを考えるタイミングです。
判断の軸は年数ではなく、「今のホームページが、今の会社と目的に合っているか」。次のサインでチェックしてみてください。
作り直しを考えるべき5つのサイン
次のチェックリストに当てはまるものがあるか、今のホームページを思い浮かべながら確認してみてください。
- 今の事業内容・サービスがホームページに載っていない
- 自分たちで更新できない(ログイン情報がわからない・作った業者と連絡が取れない)
- スマホで見るとレイアウトが崩れる、文字が小さくて読みにくい
- 料金や実績など、載っている情報が古いまま止まっている
- 「誰に・何を伝えるためのサイトか」と聞かれて答えられない
1つでも当てはまれば検討の価値あり、2つ以上ならリニューアル(または大きめの改修)を前向きに考えていい状態です。
このなかで、実際のご相談で特に多いのが最初の2つです。
先日も「ホームページをリニューアルしたい」というご相談をいただきました。詳しくお聞きすると、既存サイトのログイン情報がわからず、サーバーやドメインの契約状況も未整理。さらに、今やっている事業がサイトに載っていない状態でした。「リニューアル」という言葉で始まりましたが、実態はほぼ新規制作に近い案件です。
「誰も今のサイトを触れない」「作った当時の情報が引き継がれていない」というケースは、実は本当によくあります。担当者の退職や、当時の制作業者との契約終了で、ログイン情報が行方不明になってしまうんですね。
もし心当たりがあっても大丈夫です。私たちはこういう状態からの整理に慣れています。資料が揃っていなくても、わかるものだけ手元に置いて、そのままご相談ください。
逆に、「まだリニューアルしなくていい」ケース
リニューアルは安い買い物ではないので、しなくて済むならそれが一番です。次のような場合は、全部作り直さなくても解決できることが多いです。
- 直したいのが、料金表や写真の差し替えなど一部の情報だけ
- デザインに飽きただけで、問い合わせや集客には特に困っていない
- サイトの構造は今のままで、ページを1〜2枚足せば済む
こうしたケースは、部分的な修正やページ追加で十分。「全部作り直す」以外に、部分修正・ページ追加という選択肢があることは、ぜひ覚えておいてください。かかる費用の桁がひとつ変わることもあります。
リニューアルの「正解」は目的で変わる
同じ「リニューアル」でも、目的によって作るべきホームページは全く違います。
| リニューアルの目的 | 作るべきホームページの例 |
|---|---|
| ホームページから集客したい | 実績やお客様の声を資産として蓄積できる構成。ブログ・お知らせなど更新できる仕組みも用意する |
| 名刺代わりでいい(紹介・営業がメイン) | 会社の信頼感が伝わる1ページ完結型。更新の手間を最小限にする |
| 採用を強化したい | 働く人や社風が見えるコンテンツ中心の構成 |
先ほどのご相談の続きをお話しします。私からは「集客をするなら、お客様の声や施工実績はホームページに残したほうがいい」と何度もお伝えしました。ただ、その会社さんは更新の手間も考えて「ホームページからの集客は期待していない」という判断。最終的に、名刺代わりの1ページ完結型へのリニューアルで進めることになりました。
プロとして「残したほうがいい資産」は必ずお伝えします。それでも、最後に決めるのは「そのホームページで何をしたいか」というあなたの目的です。ここが曖昧なまま進めると、「デザインは新しくなったけど、何も変わらなかった」という一番もったいない結果になります。
リニューアルの目標も、目的から考えると自然に決まります。集客が目的なら「問い合わせを月◯件に」、名刺代わりなら「会社の最新情報が正しく載っている状態を保つ」。数字にしにくければ、「リニューアルが終わったとき、何ができるようになっていたいか」を1つ言葉にしておくだけでも十分です。
「そもそも今のサイトに問い合わせが来ない理由を知りたい」という方は、こちらの記事が先に役立つかもしれません。
私たちとのやり取りの流れ(ご相談から公開まで)
「相談したら、何をどこまでやることになるんだろう」という不安、よく聞きます。Ndesignにご相談いただいた場合を想像しながら読めるように、実際の流れとお願いしたいことを表にまとめました。
| ステップ | 内容 | あなたがやること |
|---|---|---|
| ① 相談・ヒアリング | 目的・現状・困りごとの整理 | 現状の不満と「こうなったらいいな」を話すだけでOK |
| ② 現状の確認 | ログイン情報・サーバーやドメインの契約状況の確認 | わかる範囲で資料を探す(なければ一緒に調べます) |
| ③ 構成・見積もりの提案 | サイト構成案と費用の提示 | 目的と予算感を伝えて、内容を選ぶ |
| ④ 素材の準備 | 原稿・写真・実績情報の整理 | 会社にある素材を集める(私たちと分担できます) |
| ⑤ デザイン・制作 | デザイン案の確認と制作 | 節目ごとに確認して感想を伝える |
| ⑥ 公開・運用 | テスト・公開・運用スタート | 公開後に誰が更新するかを決めておく |
期間は内容と規模によって変わります。1ページのシンプルな構成から複数ページの本格的なものまで幅があるので、スケジュールに事情がある場合(キャンペーンや移転など)は、最初の相談で伝えておくと安心です。
表にすると簡単そうですが、実際は③と④で手が止まる方が少なくありません。「何を残すか」「予算はいくらか」——決めることが多いんですよね。
私の場合、そういうときは「◯か×で答えられる質問」に分解して、1つずつ決めてもらうようにしています。「施工事例は残しますか?」「お客様の声は載せますか?」——この形なら、忙しい方でも空き時間に少しずつ前へ進めます。
決めるのが苦手だと感じる方は、最初にそう教えてください。その方に合わせた進め方を用意するのも、私たちの仕事です。
発注前に自分でできる準備は、こちらの記事で詳しくまとめています。

「前のほうがよかった」を防ぐ5つの準備を解説。目的の明確化から運用計画まで、発注側が事前にやるべきことがわかります。
よくある質問
- ホームページのリニューアルは何年ごとにするべきですか?
-
「何年経ったから」で決める必要はありません。事業内容とサイトの中身がズレてきた、自分たちで更新できない、スマホで見にくい——そんな「状態のサイン」が出たときが検討のタイミングです。年数は3〜5年という一般論がありますが、あくまで参考程度に考えてください。
- 前の業者と連絡が取れず、ログイン情報もわかりません。それでも相談できますか?
-
大丈夫です。同じ状態からのご相談は珍しくありません。サーバーやドメインの契約状況の確認から一緒に整理できますので、わかる資料だけ手元に集めて、そのままご相談ください。
- 全部作り直さずに、一部だけ直すことはできますか?
-
できます。料金表の更新やページ追加など、部分的な修正で目的を果たせるケースも多く、その場合は費用も大きく抑えられます。迷ったら「リニューアルと部分修正、どちらがいいか」から相談するのがおすすめです。
まとめ:年数ではなく、「目的とのズレ」で判断する
- リニューアルのタイミングは年数ではなく「今の会社・目的に合っているか」で判断する
- 「事業内容が載っていない」「自分たちで更新できない」は代表的な作り直しのサイン
- 部分修正で済むなら、それが一番。選択肢は「全部作り直す」だけではない
- リニューアルの正解は目的(集客か、名刺代わりか)で変わる。目的だけは曖昧にしない
リニューアルは「決めることが多い」プロジェクトです。でも、目的の整理から素材集めまで、すべてをひとりで抱える必要はありません。
丸投げできる相手、いますか?
Ndesign では、ご相談いただいた方全員に「作り直しましょう」とは言いません。部分修正で済むならそうお伝えしますし、リニューアルするなら「何のために」から一緒に整理します。「今のホームページの状態を見てほしい」という段階のご相談も歓迎です。

