「リニューアルすると決めたけれど、何から始めて、どれくらい手間がかかるんだろう…」
そこで手が止まっていませんか?
調べると「目的を明確に」「7つのステップで進める」という情報は出てきます。
でも、依頼したあと自分が何をするのか、制作会社とどれくらいやり取りするのかは見えてきません。
そんな方へ、福岡でホームページ制作をしている Ndesign が、
60件以上の制作経験をもとに、リニューアルの進め方・やり取り・費用の全体像をお伝えします。
先に結論を言うと、リニューアルは「今のサイトの持ち物の確認」から始まり、新規制作に「引き継ぎの作業」が加わるものです。
読み終わる頃には、依頼したあとの自分の動き方がわかるようになりますよ。
ホームページのリニューアルは、何から始めればいい?
最初にやることは2つです。
「リニューアルで何を変えたいか」を1つに決めることと、「今のサイトの持ち物」を確認することです。
デザインの話は、この2つが終わってからで間に合います。
順番を逆にすると、作り始めてから「ドメインが移せない」と止まりやすくなります。
そもそも今リニューアルすべきか迷っている方は、先にこちらで判断の基準を確認してみてください。

「そろそろ3〜5年だからリニューアル」——その判断、まだ早いかもしれません。作り直すべき5つのサイン、逆にしなくていいケース、制作会社とのやり取りの流れまで、福岡で60件以上を手がけた経験から解説します。
リニューアルの目標は、どう決めればいい?
「公開して3か月後に、何の数字を見て『やってよかった』と判断するか」を先に決めます。
目標は、今の数字と比べられて初めて意味を持つからです。
| 変えたいこと | 目標の例 | 公開後に見るもの |
|---|---|---|
| 問い合わせを増やしたい | フォームからの問い合わせを月◯件に | フォームの送信数 |
| 採用を強化したい | ホームページ経由の応募を月◯件に | 応募ページの閲覧数と応募数 |
| 自分たちで更新したい | お知らせを月1回、社内で更新できる | 更新した回数 |
ここで大事なのが、今のサイトで数字が測れているかです。
以前拝見したサイトでは、入っていたアクセス解析が、何年も前に提供を終えたサービスのものだけでした。
これでは、アクセスの数でリニューアルの前と後を比べられません。
問い合わせのメールや応募の記録が残っていれば、公開前の月ごとの件数を数えておくと、比べる材料になります。
記録も残っていなければ、公開後の最初の1か月を基準にして、その後の変化を見ます。
どちらの場合も、私はリニューアルの前に計測の状態を確認し、公開した日から数字が取れる状態にしています。
「今のサイトの持ち物」とは、何のこと?
ホームページを動かすために契約しているものと、その管理情報のことです。
具体的には、次の3つが「誰の名前で・どこにあるか」を確認します。
- ドメイン(ホームページの住所。◯◯.com など)の契約者と管理会社
- サーバー(データを置く場所)の契約者と、メールもそこで使っているか
- 今のサイトの管理画面に入るためのログイン情報
全部わからなくても大丈夫です。わかる範囲で集めてもらえれば、残りは一緒に調べます。
名義の確認のしかたは、こちらの記事でくわしく書いています。

ホームページの維持費は何にいくら払っているのか。サーバー=土地、ドメイン=住所の例えで内訳をやさしく解説します。相場の目安、業者にお任せのときの確認点、サーバーの引っ越しの基本まで、60件以上の制作経験をもとにお伝えします。
相談から公開まで、どんな順番で進む?期間はどれくらい?
5ページ前後のリニューアルなら、制作そのものは2〜3か月ほどが目安です。
前のサイトの引き継ぎに時間がかかる場合は、その期間が加わります。
全体の流れと、それぞれの段階で止まりやすいポイントをまとめました。
| 段階 | 中身 | 止まりやすいポイント |
|---|---|---|
| 1. 相談・今のサイトの確認 | 変えたいことを聞き、持ち物と計測を確認する | ログイン情報や契約者がわからない |
| 2. 範囲と見積もり | 全部作り直すか、一部にするかを決める | 「あれも追加したい」で範囲が広がる |
| 3. 引き継ぎの手続き | ドメインの移管やサーバーの引っ越しを始める | 前の管理会社の対応を待つ時間がかかる |
| 4. 原稿・写真の準備 | 載せる文章と写真をそろえる | 社内で書く時間が取れず、差し替え待ちになる |
| 5. デザイン・制作 | テスト用の場所で新しいサイトを作る | 確認する人が複数いて、返事がそろわない |
| 6. 切り替え・公開 | 公開日に新しいサイトへ切り替える | メールや古いアドレスの扱いの見落とし |
3の引き継ぎは、デザインと並行してできるだけ早く始めるのがコツです。
相手の会社の対応を待つ時間は、こちらの工夫では縮められないからです。
確認待ちでリニューアルが止まらないようにするには?
打ち合わせの日を最初に決めておき、段階が変わるたびに、決まったことを短くまとめて確認します。
予定が先にあれば、確認が止まっても次の打ち合わせで動き出せるからです。
以前、公開まで半年以上かかったリニューアルがありました。
途中で作り直す範囲が広がり、定例の打ち合わせもなくなって、構成の確認が止まったまま時間が過ぎてしまったんです。
それ以来、私はリニューアルを始める時点で、次の2つをお約束するようにしています。
- 打ち合わせの日を、進めるための条件として最初に決める
- 段階が変わるたびに、決まったことを3行にまとめて送り、確認をもらう
新規制作と何が違う?リニューアルだけにある3つの作業
違いは「前のサイトから引き継ぐもの」があることです。
今のサイトの状態によって、ドメインの引き継ぎ・サーバーの引っ越し・アドレスの転送設定の3つが加わります。
3つとも毎回発生するわけではありません。
どれが必要かは、最初の「今のサイトの持ち物」の確認でわかります。
1. ドメインの引き継ぎは、情報をもらえなくても進められる?
進められます。ドメインの移管という手続きを使えば、ログイン情報を受け取らなくても引き継げます。
ドメインの移管とは、ドメインを管理する会社を、別の会社へ移す手続きのことです。
ただし、今の管理会社に「認証コード(移管の申し込みに使う専用のパスワード)」を出してもらう必要があります。
情報を渡すことと手続きに協力することは別なので、情報を断られても、手続きのお願いに切り替えられます。
以前、前の制作会社さんから「ドメインの情報はお渡しできない」と言われたことがあります。
他のお客さまの分もまとめて管理していて、1社分だけ抜き出すのは難しいのだろう、と考えました。
そこで情報をもらう方針をやめ、移管の手続きをお願いする形に切り替えました。
お願いの文面も私が用意し、途中で一度やり直しを挟んで、完了まで1か月半ほどかかっています。
移管は相手の会社の対応を待つ時間が長いので、公開日から逆算して、いちばん最初に始めるようにしています。
2. サーバーの引っ越しでは、何に気をつける?
いちばん見落としやすいのはメールです。
サーバーでメールも使っている場合、切り替えと同時にメールの受け取り先も変わります。
そもそも今のサーバーでは、新しいサイトの仕組みが動かないこともあります。
以前確認したサーバーは、ページの表示とメールしか使えない契約で、WordPress を動かせませんでした。
この場合はサーバーの引っ越しが必要になり、info@〜 のようなメールも一緒に移します。
切り替えた日にメールが届かなくならないよう、移し替えの日取りまで段取りに入れておきます。
3. ページのアドレスが変わると、どうなる?
何も設定しないと、古いアドレスを開いた人はエラーページにたどり着きます。
検索で上位に出ていたページも、その評価を新しいページへ引き継げません。
そこで使うのがリダイレクトです。
リダイレクトとは、古いアドレスを開いた人を、新しいアドレスへ自動で案内する設定のことです。
気をつけたいのは、案内する先を「同じ役割のページ」にすることです。
たとえばお問い合わせページの転送先を別の役割のページにすると、フォームにたどり着けなくなることがあります。
制作会社とのやり取りは、どれくらい発生する?
5ページ前後のリニューアルなら、打ち合わせは3〜4回が目安です。
構成・デザイン・公開前など、段階の節目で行います。
それ以外の確認は、メールやチャットで「段階ごとにまとめて」行います。
公開日に響くのは、回数より返事を待つ時間です。
始める前に次の3つを決めておくと、全体が進みやすくなります。
- 確認して決める人を、社内で1人に決めておく
- 返事にかかる日数の目安を伝えておく(「社内確認で3日ほど」など)
- 打ち合わせの日を、最初にまとめて押さえておく
専門的なことまで、全部自分で決めないといけない?
いいえ。専門的な判断は、私が決めて理由と一緒にお伝えします。
たとえば、ドメインの手続きをいつまでに終えるか、サーバーをどこにまとめるか、といったことです。
前の管理会社にしか答えられない質問も、そのまま転送できる文面を私が用意します。
お客さまに決めてもらうのは「何を載せたいか」「いつ公開したいか」など、事業の側にしか答えられないことです。
選択肢を並べて「どれにしますか?」と聞くより、そのほうがお客さまの考える時間を減らせるからです。
リニューアルの費用は、何で決まる?
新規制作と同じ「ページ数と作業の量」に、リニューアルだけの引き継ぎ作業が加わった金額になります。
Ndesign の場合、5ページ前後でお知らせなどの更新機能まで付けると、制作部分で35万円前後が目安です。
| 見積もりの項目 | 新規制作 | リニューアル |
|---|---|---|
| デザイン・制作 | あり | あり(作り直す範囲だけ) |
| 打ち合わせ・進行管理 | あり | あり |
| 今のサイトの確認・持ち物の整理 | なし | あり |
| サーバーの引っ越し・メールの移し替え | なし | 今のサーバーで動かない場合 |
| アドレスの転送設定 | なし | アドレスが変わる場合 |
| ブログや事例の移し替え | なし | 移す量による |
見積もりを見比べるときは、リニューアルだけにある作業が入っているかを見てください。
今のサイトの確認、サーバーの引っ越し、アドレスの転送設定、ブログや事例の移し替えの4つです。
入っていなければ「別料金なのか、やらない前提なのか」を確認しておくと安心です。
制作部分の単価の内訳は、こちらの記事で公開しています。

福岡のホームページ制作で価格差が大きいのはなぜか。安い会社が省いている3つの工程と、見積書6項目の単価を公開します。5ページなら31万円前後という試算まで、60件以上の制作経験をもとに解説します。
ネット注文などの機能は、今回のリニューアルで入れるべき?
まず「いつまでに必要か」で決めます。急がないなら、今回は入れずに「あとから追加できる形」にしておく方法があります。
注文の仕組みのような機能は、ホームページ制作よりシステム開発に近く、費用の桁が変わるからです。
以前、リニューアルのご相談で「ネット注文の仕組みも、今後追加できるようにしたい」というお話がありました。
そこで私が最初にお聞きしたのは、「いつ頃までに必要ですか?」でした。
社内の受け付けの流れがまだ決まっていないので、まず公開を優先したい、というお答えでした。
そこで今回は、あとから追加できる形で構成に入れておくことにしました。
後回しにしても、機能の費用がなくなるわけではありません。
今回の見積もりは公開に必要な範囲に絞り、注文の仕組みは必要になった時期に、別に見積もって考えます。
全部作り直す予算がないときは、どうする?
成果にいちばん近いページから、部分的に作り直す方法があります。
全体のリニューアルは、その結果を見てから判断しても遅くありません。
以前、「サイト全体を作り直す予算は今はないので、1つのサービスに絞って試したい」というご相談がありました。
そのサービスのページは、すでに検索で2位に出ていました。
そこで、別のページを新しく立てるのではなく、同じアドレスのまま中身を作り込む形をご提案しました。
今ある検索の評価を捨てずに、小さく始められるからです。
公開したあと、何を確認すればいい?
公開した日に「お問い合わせが届くか」、1〜3か月後に「目標の数字が公開前と比べてどうか」を確認します。
見た目が新しくなっても、問い合わせが届いていなければ、リニューアルの目的は果たせていないからです。
- お問い合わせフォームから送信し、通知メールと自動返信が届くか
- 古いアドレスを開いて、同じ役割の新しいページに案内されるか
- スマートフォンで、主要なページが崩れずに読めるか
- メールアドレス(info@〜 など)で、送信と受信ができるか
- 最初に決めた目標の数字を、公開前と並べて見られるか
公開前に確認したい「発注する側の準備」は、こちらの記事にまとめています。

ホームページリニューアルで「前のほうがよかった」を防ぐ5つの準備を、制作60件超の経験をもとに解説。目的の明確化から運用計画まで、発注側が事前にやるべきことがわかります。
よくある質問
- ホームページのリニューアルには、どれくらいの期間がかかりますか?
-
5ページ前後なら、制作そのものは2〜3か月ほどが目安です。ドメインの移管など、前のサイトからの引き継ぎが必要な場合は、その手続きの期間が加わります。
- リニューアルの作業中も、今のホームページは見られますか?
-
見られます。新しいサイトはテスト用の別の場所で作り、公開の日に切り替えます。
- リニューアルすると、ドメインやメールアドレスは変わりますか?
-
基本的には変わりません。今のドメインを引き継いで使います。サーバーを引っ越す場合は、メールの移し替えも段取りに入れます。
- 前の制作会社と連絡が取りにくくても、リニューアルできますか?
-
進め方はあります。まず、ドメインの契約者と管理会社を確認します。ドメインの引き継ぎには、今の管理会社に移管の手続き(認証コードの発行)をしてもらう必要があるためです。お願いする文面は、私のほうで用意します。
まとめ:リニューアルは「引き継ぎ」を先に始めるほど早く進む
- 最初にやるのは「変えたいことを1つ決める」と「今のサイトの持ち物の確認」
- 新規制作との違いは、ドメイン・サーバー・アドレスの3つの引き継ぎ
- やり取りは回数より「返事を待つ時間」が響く。決める人と打ち合わせの日を最初に決める
- 費用は制作部分に引き継ぎ作業が加わる。全部作り直さない選択肢もある
Ndesign では、リニューアルのご相談をいただいたとき、まず「全部作り直す必要があるか」から一緒に考えます。
前の会社とのやり取りや、ドメイン・サーバーの手続きのような専門的なところは、私が引き受けます。
うちのサイトのリニューアル、そもそもこれで合ってる?
「これって直したほうがいいのかな?」のモヤモヤ、聞かせてもらえませんか。
サイトを拝見して、今の状態と、最初に直すべき1ヶ所をまとめて無料でお渡しします。
