これは、ふだん依頼を受ける側の私が、依頼する側に回ったときに実際にあった話です。
条件だけを並べた1件目の依頼は、断られました。
2件目は「なぜあなたに依頼したいのか」を一言添えて送り、引き受けてもらえました。
変えたのは、一言だけです。
この体験で気づいたのは、自分が大切にしていることを、頼む側では忘れていたことでした。
この記事では、依頼する側に回って気づいた、私が仕事で大切にしていることを書きます。
依頼する側に回ったとき、何があった?
自分の作業を外注しようとして、1件目の依頼を断られました。
ふだんの私は、ホームページ制作の依頼を受ける側です。
このときは、コーディングや実装の作業をお願いしようと、ココナラで依頼を出しました。
1件目の依頼文に書いたのは、やってほしいこと、納期、金額といった条件です。
条件を並べた文面を送り、返ってきたのは辞退の連絡でした。
断られた理由は、相手から聞いていません
断りの連絡に、理由の説明はありませんでした。
ここから先は、あとから私が自分の文面を振り返って気づいたことです。
相手に理由を確かめたわけではありません。
断られたときは、率直に焦りました。
そこで「なぜ私は選ばれなかったのか」と、一度立ち止まって考えました。
振り返ると、1件目は条件だけを並べた、自分の側から見た文面でした。
相手に頼みたい理由が、どこにも書かれていなかったのです。
2件目の依頼文では、何を変えた?
2件目では、「なぜあなたに依頼したいのか」を一言だけ足しました。
条件の書き方は変えていません。
添えたのは、相手の評価や紹介文を読んで感じたことです。
やり取りが丁寧そうだと感じたので、そのことを書きました。
変えたのは、その一言だけでした。
結果、2件目は引き受けてもらえました。
断られて気づいたのは、どんなこと?
自分がクライアントに対して大切にしていることを、頼む側では忘れていました。
私が仕事で大切にしているのは、次の3つです。
- 相手の立場から考える
- 意図をくみ取って、先回りする
- 指示を待たず、一緒に考える
ふだんのご相談では、見積もりの前に「目的」「外せないもの」「妥協できるもの」を確認しています。
専門的な判断が必要なときは、指示を待つのではなく、理由を添えて私から提案します。
それなのに、自分が頼む側になると、条件だけを並べた文面を送っていました。
相手の立場から考えることが、抜けていたのです。
受ける側のときは、知っていたはずでした
依頼を受ける側のとき、「なぜ私に頼みたいのか」が書かれた依頼を受け取ると、力になりたい気持ちが強くなります。
受ける側では知っていたことを、頼む側に回ると忘れていました。
その後の外注でも、同じ一言を添えています。
今のところ、引き受けてもらえています。
この体験は、私の仕事にどうつながっている?
頼む理由を伝えることは、相手をきちんと見ていると伝えることです。
「自分を正当に評価してくれる方の右腕になりたい」。
この体験を書いた日の日報に、私はそう書いていました。
私にとって「正当に評価してくれる」とは、作業をする人としてではなく、一緒に考える相手として見てくれることです。
右腕とは、指示を受けて作業するだけでなく、一緒に考え、提案する相手のことです。
ご相談をいただいたときは、依頼しなくてもできる方法があれば、先にお伝えしています。
相談してくださった方が、Ndesign に頼むかどうかを自分で判断できるようにするためです。
ご相談の場面で私が何を聞き、何をお伝えしているかは、別の記事に書いています。

依頼を決める前でも、ホームページ制作の相談はしていいのか。経緯や予算はどこまで話すと話が早くなるのか。見積もりの前に伝えたい4つのことを、60件以上の制作経験と実際の相談の場面からお伝えします。
まとめ:頼む側でも、相手の立場から考える
1件目を断られた理由は、分かっていません。
分かっているのは、条件だけを並べた自分の文面に、相手の立場から考えることが抜けていたことです。
相手の立場から考える。意図をくみ取って、先回りする。指示を待たず、一緒に考える。
受ける側でも頼む側でも、大切にしたいことは同じでした。
ホームページのこと、一緒に考える相手を探している?
「問い合わせるほどじゃないけど、ちょっと気になる」。
そのくらいの温度で大丈夫です。
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